2022年PISAの結果と教科書改訂、そしてチアフルの指導
PISA(「OECD加盟国の生徒の学習到達度調査」)での日本の返り咲き
PISA(Programme for International Student Assessment)とは、「OECD加盟国の生徒の学習到達度調査」の略称で、OECDが3年ごとに実施する、義務教育終了段階の15歳を対象とした国際的な学力調査のことです。
実生活の課題に知識や技能をどの程度活用できるかを測ることを目的とし、主に「読解リテラシー」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野で評価されます。各国の教育政策立案に役立つ指標を提供するために、生徒の学習到達度を国際的に比較します。
2023年12月、公表されたOECDによる国際学習到達度調査「PISA2022」は、世界81か国・地域の約69万人の15歳を対象に実施されました。
日本は「数学・読解・科学」のすべてで世界トップクラスに返り咲きました。特に読解力は、2018年の低迷から大きく回復し、国際的にも高い評価を受けています。
2020年から2022年の教科書改訂と教育現場の子供たち
この背景には、2020〜2022年に行われた最新の教科書改訂があります。
新しい学習指導要領では、
①思考力・判断力・表現力の育成
②言語活動の強化
③アクティブラーニング
④ICT活用(Information and Communication Technology:通信を活用して情報をやり取りする技術)
など、PISAが重視する「知識を活用する力」「思考力」を育てる方向へ大きく舵が切られました。学校の授業内容そのものが、実生活で考える力、知識を活用する力、思考力を育てる設計に変わったのです。
しかし、実際の子どもたちを見ると、
教科書が難化する一方で、基礎の理解不足や読解力の弱さが学年を追うごとに積み重なり、学校の授業だけでは追いつけないケースも増えています。
また、AI依存やタブレット使用により文章を作り上げる力、書く作業の減少により、子供によってはむしろ思考力の低下すら見られます。
チアフルにできること
そこで重要になるのが、一人ひとりの理解度に合わせた個別指導です。
教育工房チアフルでは、
・小・中学生の学習の土台づくり
・読解力と思考力を鍛える指導
・学校より少し先の内容を無理なく理解させる学習設計を重視しており、今回の教科書改訂で求められる「活用力のある学力」を、日々の指導で着実に育てています。
PISAで示された「日本の強み」を、すべての子どもが実感できる学力として身につけるために――。
チアフルは、これからも一人ひとりのペースに合わせた丁寧な学びをサポートしていきます。
お子さまの学習に不安やもう一つ刺激を与えたいお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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